咳が止まらず困っていませんか?

カゼ、気管支炎以外には咳が出ないと考えられていると、いつまで経っても咳が止まらないことになります。咳が出る病気は思ったよりたくさんあり、除外診断も含め適切に診断されないと長く苦しむことになります。 咳の原因になる病気を少し示します。

  • 後鼻漏:鼻水が鼻腔から後に回って、のどの奥、気管に垂れ込むことで咳がでます。
  • 胃食道逆流現象:胃液が胃から食道へ逆流することで咳が生じます。
  • 薬による咳:高血圧治療薬の中には咳を誘発するものがあります。
  • 間質性肺炎:痰が絡むことがなく、咳が続きます。胸部レントゲン写真で間質性肺炎がみられます。
  • サルコイドーシス:肉芽腫性疾患で咳を伴います。
  • 感染症:結核、百日咳、マイコプラズマ肺炎等で咳が長引きます。
  • 咳喘息、アトピー性咳:鎮咳薬ではあまり効果がなく、気管支拡張薬、吸入ステロイドなど喘息治療が効果的。
  • 気管支異物、気管癌:異物、腫瘍により咳が生じます。
簡単なものだけでも、これくらいあります。これが、一つの病気でおきることもありますが、二つ以上重なって起きる場合、さらにやっかいなことになります。一般内科では、さじを投げられることが多い理由でしょう。呼吸器専門医は、症状を一つ一つその病気によるものかどうかを良く吟味して、確定診断あるいは除外診断から、適切な治療を導き出していきます。咳が直らなくてあきらめている方は、あきらめないで一度当クリニックにいらしてください。

喘息で困っていませんか?

喘息は気道の慢性炎症が原因といわれ、吸入ステロイドの普及でかなりコントロールされてきています。しかし、個人にあった治療でない場合、多剤を併用してもコントロール不良であったり、逆に悪化していることもあります。呼吸器外来で長年診療をしていますと、いろいろな病院を渡り歩いて、やっと呼吸器外来にたどり着いた患者さまを多くみうけます。症状の原因が喘息以外(癌、心不全など)であったり、喘息が難治化していることもありました。少しでも症状を改善させるには、ただ単に薬を増やしていくのではなく、悪化因子の除去、無効な薬剤の抽出と変更が必要です。それには、今までの経緯を注意深く聞き取り、治療戦略を患者さまと一緒に決めていかなくてはなりません。治療でお困りの方は是非ご相談ください。

女性のなかには、生理のたびに喘息症状が悪化する方、妊娠経過中に喘息症状が悪化する方もみられます。女性ホルモンの変動も一因と考えられておりますが、まだ主原因は不明です。しかしながら妊娠中の喘息悪化は胎児にも悪影響を与えるため、十分なコントロールが必要になります。妊娠中に不要な治療薬は使いたくないと我慢される母親が多いようですが、妊娠中に使用できる喘息治療薬は多く存在します。いままで、大学病院で産科と提携して喘息妊婦のコントロールを行ってきました。お子さんが流産したり、奇形が生じることなく出産を見守ってきました。妊娠中の喘息治療についても是非ご相談ください。 喘息は命を落とすことのある病気です。少々つらいけど大丈夫と思わないで、いつも健康な人と同じ生活ができることを目標にしてください。

当院では、安心できる治療を提供し、生活をサポートいたします。

禁煙のお手伝いをいたします。

タバコをやめようとしたことがある方は、少なからず数時間から数日はタバコを我慢できたことがあると思います。禁煙しようという意思がある方は必ず禁煙できるはずです。以前はニコチンガム、ニコチンパッチのようなニコチン剤を使うことで体の中のニコチン濃度を上げていました。この場合、満足感が得られず禁煙成功率が上がりませんでした。近年はのみ薬(内服薬)で禁煙治療が行われるようになりました。のみ薬が効いてくると、タバコを吸ったと同じ満足感が得られ、だんだんタバコが美味しくなくなる感覚もでてきます。タバコを吸いながら徐々に禁煙ができると考えていただいても過言ではありません。そのためか、禁煙成功率も70%位に良くなっています。ただし、一度成功しても、また、タバコを吸い始める人も多いのが現状です。禁煙は一度でできるものではなく、失敗しても繰り返し行うことで、最終的に禁煙に成功します。

あきらめないで相談にいらしてください。禁煙のお手伝いをいたします。最初の禁煙治療は保険診療がうけられます。

お気軽に受診ください。

※一度内服治療をうけた場合は、一年が経過しないと自費診療になります

CAPAマスクによる治療を行っています。

当院では、睡眠時無呼吸症候群の簡易検査及びCPAPマスクによる治療を行っています。費用の目安(3割負担の場合)として、簡易検査は検査料2160円/回、CPAP治療は4380円/月(平成22年6月)です。

受診時に検査の日時を選んでいただき、検査担当の者がご自宅に検査機器を装着に伺います。夜間無呼吸の検査終了後、翌日回収にも伺います。検査後約一週間で結果がわかりますので、再診下さい。結果によってCPAP(経鼻的持続陽圧呼吸)マスクによる治療を開始いたします。

ご自宅に検査担当者の訪問を希望されない方は、当クリニックで検査器具の説明をうけ、ご自身で装着することも可能です。

お気軽に相談下さい。